- ウイルス性ものとしては、ロタウイルス、ノロウイルスなどが代表的です。細菌性のものとしては、サルモネラ菌、キャンピロバクター菌などがあります。
- 食欲がなくなり、嘔吐、下痢、腹痛が起こります。しばしば熱も出ます。
- ウイルスによる胃腸炎では、ウンチは水のような、においの強くない下痢便のことが多く、血便が出ることは少なくなります。たいてい嘔吐、下痢の両方の症状を認めます。
- 細菌による胃腸炎では、下痢便に血液や粘液が混じったり、腐ったような嫌なにおいがすることがあります。また嘔吐はなく、下痢だけのことが多いです。
- ウイルス性胃腸炎は、俗に嘔吐下痢症と呼ばれ、冬~春にかけて、風邪と同じように流行し、多数の子供が罹患します。急に吐き始め、その後下痢になるというのが典型的な症状です。
- 細菌性もウイルス性も、汚染された食事などから、時に集団食中毒として起こることがあります。
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