- 虫垂の中がふさがる原因として、便、ウイルス・細菌感染、異物、まれに寄生虫などがあります。また、大量の肉食、暴飲暴食、過労、繰り返される下痢なども誘因となることがあります。
- 乳幼児と小・中学生では少し症状の訴えかたが違ってきます。
小・中学生 ・腹痛、食欲がない、嘔吐や下痢、発熱(38℃前後が多いですが進行するとさらに上昇します)。血液検査で白血球中の好中球が増加するなどが見られます。 ・腹痛は、はじめおへそよりすこし上を痛がりますが、しだいに右の下腹部のあたりに集中してきます。 ・ 歩くと痛みのためにすこし前かがみになり右下腹部を手で押さえて静かに歩く様子が見られたり、片足ずつけんけんをすると右側のほうに痛みを訴えたりします。 乳幼児 ・不機嫌・いつもの元気がない・食欲がない・嘔吐や下痢・発熱(38℃前後が多い)等がみられます。 ・乳幼児期は年長児にみられるような特徴的な症状に乏しいです。発熱・食欲不振・不機嫌・嘔吐・下痢などの症状が現れた時に腹部をそっとさわると嫌がったり、やわらかさがなくなってきたりします。
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